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宮城県立高校「全県一学区」制の全容に迫る!

 中学生のみなさんは、平成22年4月の高校入学生から、宮城県の県立高校の通学区域が、「全県一学区」となることは知っていましたか? 特に、実際に進路選びに直結する、中学校1・2年生のみなさんにとっては、とても興味のあることだと思います。
 カラフル編集部が、教育庁高校教育課からの情報提供を受けて、レポートをまとめましたので、みなさんの進路選びに役立ててください

北部地区、東部地区、中部北地区、中部南地区、南部地区の5つの通学区域(学区)があり、自分が住んでいる地区以外の全日制普通科の県立高校への通学が制限されています。

宮城県に学区制度ができたのは今から55年以上も前。
当時は高校への進学率も今より低く、交通機関も整備されていなかったので、特徴のある学校づくりよりも、普通科を中心とした学校を各地域に偏りなく設置することが求められていました。
そうした結果、今のような高等学校教育が普及したのです。

県内の学区を見直す必要がでてきました平成22年4月〜 全県一学区へ

電車や地下鉄など、交通網が整備され、以前よりも通学できる範囲が広がりました。
また、高校への進学率が上昇したことで、各学校ごとに特色のある学校づくりが進められています。
こうした理由で、今の学区を変えた方が中学生の進路選択の幅が広がると考え、県内を一つの学区にするのです。

全県一学区にかわると、高校選びはどうなるの?

県内が一つの学区になると、進路選択の幅が広がるチャンス!
しかし、一気に通学できる高校が増えて、迷ってしまうこともあるかもしれませんね。
そこで、高校選びのポイントをまとめてみました。

Q.
今の学区内の高校はわかるのですが、他の学区の高校のことがわかりません。どうやって調べれば良いのですか?
A. 例えば、以下のような方法が考えられます。
  各中学校に、県立高校の情報が載ったガイドブックが7月頃配布される予定です。授業の内容や卒業生の進路などの情報が、詳しく掲載されるそうですので活用しましょう!
  各高校のホームページを使って調べましょう!宮城県の教育庁高校教育課のホームページに、各高校へのリンクがまとまっているので便利です。
  オープンキャンパス(学校説明会)という、授業や部活の見学・体験ができる行事が、各高校で開催される予定です。興味がある学校に実際に行くことで、雰囲気や校風を実感できるでしょう。
  高校の説明会や相談会が、これから開催されます。
いろいろな高校が合同で行う相談会もありますし、高校が中学校に出向いて説明をすることもあります。
  編集部おすすめ
  公立高校合同相談会
この相談会では、高校ごとの一斉学校紹介や、各高校に分かれての個別相談や学校紹介を行うとのこと。 一度にいろいろな公立高校の話を聞くことができる機会は少ないですので、まだ進路が具体的に決まっていないみなさんには、特に役立つと思いますよ。なお、参加についての事前の申し込みは必要ありません。
 
■会場・日程■
■仙台会場 7月27日(日)9:30〜16:30 仙台市体育館
■気仙沼会場 8月 9日(土)9:30〜16:30 気仙沼市総合体育館(ケー・ウェーブ)
■白石会場 8月23日(土)9:30〜16:30 白石市文化体育活動センター(ホワイトキューブ)■大崎会場 9月13日(土)9:30〜16:30 大崎市古川総合体育館
■石巻会場 9月20日(土)9:30〜16:30 石巻市総合体育館
※気仙沼、白石、大崎、石巻会場の駐車場には限りがあります。
仙台会場には駐車場がありませんので、一般交通機関をご利用ください。

Q.
「特色のある学校」という言葉はよく聞きますが、イメージできません。
例えば、どういう内容があるのですか?
A. このようなことに力を入れている学校があります。
こちらは一部ですので、説明会などで聞いてみると分かりやすいと思います。
 
みなさん、今回のレポートで全県一学区の内容がわかりましたか。
編集室より、みなさんにどうしても伝えたいことが一つあります。
全県一学区になり高校選択の幅が広がるということは、きちんと進路を考えた人とそうでない人では、高校生活だけではなく、これからの人生の進路の充実度も大きく変わってくる、ということです。
県内にはたくさんの高校がありますが、身近な高校でも、いろいろな取り組みを行っていますので、まずは、そこから調べると良いのではないでしょうか。
しっかりと早いうちから情報を集めて、自分に合った高校選びをしてくださいね。